「相撲が楽しみ」にジーン 魁皇ら岩手で炊き出し

[ 2011年4月21日 17:01 ]

避難所を訪れた魁皇(右)からサインをもらう大槌小の子どもたち

 大相撲の大関魁皇ら、友綱部屋の力士と関係者計約20人が21日、震災で大きな被害を受けた岩手県大槌町を訪れ、避難所となっている集会所でちゃんこ鍋や甘酒を振る舞った。

 茶色い浴衣姿の魁皇が片手で子どもたちを軽々と抱え上げたり、サインに応じたりしている間に友綱親方らが調理。2時間半ほどでできた約200食分を、力士が避難している人たちに配った。

 大槌小6年沢舘佳奈さん(11)は「テレビで見るより大きく迫力があった」と笑顔。大槌中3年で相撲部の小原祐也さん(14)は「本当にうれしい。自分も強く優しくなりたい」と話した。

 魁皇は「大変なはずなのに前向きに毎日を送っていると思った。もっと支援の輪を広げたい。相撲を楽しみにしていると言ってくれた人たちの気持ちを忘れずにやっていきたい」と話していた。

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2011年4月21日のニュース