石川遼93位…屈辱2年連続の予選落ち

[ 2011年3月20日 06:00 ]

予選落ちした石川遼

トランジションズ選手権第2日 

(3月18日 米フロリダ州パームハーバー イニスブルックリゾート&GCコパーヘッドC=7340ヤード、パー71)
 67位から出た石川遼(19=パナソニック)は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの73と振るわず、通算2オーバーの93位で2年連続の予選落ちとなった。14番パー5の第2打では1Wでグリーンを狙う“直ドラ”を見せたが、結果につながらなかった。今田竜二(34=フリー)は75を叩き、通算7オーバーの136位。日本勢はそろって決勝ラウンドに進めなかった。

 会心の当たりのはずだった。だが、ボールはグリーンより70ヤードも手前のラフに転がっていた。予選突破にはバーディーが欲しかった14番パー5。石川はフェアウエーからの2打目で直ドラを狙った。手応えは抜群だったが、見えない場所でボールが木に当たっていた。「グリーンのそばかと思ったのに手前のラフにあって、エッ?と思った。池ポチャよりショックが大きかった」。気持ちを整理できずにアプローチもミス。予選落ちを決定づけるボギーを叩いた。

 直ドラに打って出たのは、13番パー3で第1打を池ポチャとし、ダブルボギーを叩いたから。12番のチップインバーディーの直後とあって「あの流れでミスショットするなんてあり得ない。まだまだ甘い」と腹立たしげに語った。予選通過ラインから一気に圏外に転落すると、最後まで挽回できなかった。

 マスターズ前の試合は次週のアーノルド・パーマー招待を残すだけ。「被災者の方々に明るいニュースを届けたいとずっと思っている。それがマスターズだったら最高だし、マスターズであってほしい」。ふがいない結果にも、もう一度自分を奮い立たせた。

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2011年3月20日のニュース