世界フィギュア延期で五輪招致優先とキム・ヨナ帰国

[ 2011年3月20日 21:57 ]

 フィギュアスケート女子でバンクーバー冬季五輪金メダリストのキム・ヨナ(韓国)が20日、東日本大震災の影響で世界選手権開催が見送りとなったため、練習拠点の米ロサンゼルスからソウルに帰国し、当面は広報大使を務める2018年冬季五輪の平昌招致委員会の活動を優先する考えを明らかにした。開催都市は7月6日に決定する。

 聯合ニュースによると、キム・ヨナは仁川空港で記者会見。1年ぶりの復帰で浅田真央(中京大)との対決に注目が集まっていたが「準備してきたことを見せられなくて残念。でも、スポーツを優先させるのは間違い。日本の方々がこれ以上苦しまないことを祈るだけ」と被災者を気遣った。

 21日に東京で開幕予定だった世界選手権は代替の開催日程、開催地とも未定。20歳の五輪女王は「予定の変更は精神的に大きなダメージ。5月でも10月でも完璧に準備することは難しい」との見方を示した。5月上旬にソウルでアイスショーに出演予定。(共同)

続きを表示

2011年3月20日のニュース