取組前に打ち合わせか…「今日はまっすぐぶつかっていく」

[ 2011年2月2日 12:58 ]

大相撲八百長疑惑

 警視庁が現役十両力士と親方から押収した携帯電話に勝ち星の売買が日常的に行われていたことをうかがわせるメールの記録が残っていることが分かった問題で、「今日はまっすぐぶつかっていく」「すぐに、はたかないで途中で投げる」などと、取組内容を打ち合わせたような記録もあったことが判明した。警視庁は八百長をしていた可能性があるとみて、警察庁を通じ日本相撲協会を所管する文部科学省に数十件分の記録の内容を伝えた。

 捜査関係者らによると、メールは数人の十両力士の間で繰り返しやりとりされていたとみられる。銀行の口座番号や「20、30、50、75」などと金額を示したらしい記録のほか、「ここで負けたら帳消しになる」と、星の貸し借りをうかがわせる記述があった。金額の単位はなかった。

 関係者によると、携帯電話のメール数十件には所有者2人を含め幕内4人、親方2人ら計13人の名前があった。

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2011年2月2日のニュース