真央振り袖姿披露「大人の階段1段目」

[ 2011年1月7日 06:00 ]

振り袖姿でポーズをとるフィギュアスケート女子の浅田真央選手

 3月の世界選手権(東京)で大人の舞を魅せる!!今年成人式を迎えるフィギュアスケートの浅田真央(20=中京大)が6日、名古屋市内で赤い振り袖姿を披露。世界選手権2連覇へ向けて「一番いい演技をする」と新成人の誓いを立てた。夜には名古屋市の日本ガイシアリーナで行われたアイスショー「名古屋フェスティバル」で2011年の初滑りを見せた。

 10日の成人の日を前に、浅田は牡丹の花をあしらった真っ赤な振り袖姿で現れた。ヘアスタイルも化粧もばっちり決めて「以前は七五三みたいと言われたけれど、似合っていると言われてよかった」と笑みをこぼした。

 この日は商品化契約を結んだ京都の着物メーカー「豊匠」のオリジナルブランド「MaoMao」の立ち上げ発表会に出席。「たくさん色があって迷ったけれど、赤が一番いいと思った」とあでやかな赤い着物を自ら選んだ。中学時代から注目を集め、幼いイメージがつきまとっていたが、和装の似合う大人の女性に成長したことをしっかりアピールした。

 夜に行われたアイスショーではエキシビションナンバーの振り付けを担当したタラソワ・コーチから贈られた新作の衣装を初披露。白い襟のついたメイド風の黒いドレスで、3回転半こそ挑戦しなかったが、3回転ループなどのジャンプを確実に決めた。今季前半戦はジャンプの不振に苦しんだだけに「今年の出だしはよかった」とご満悦だった。

 新成人としての目標は「世界選手権(3月、東京)で一番いい演技ができるように頑張りたい」と掲げた。世界選手権では、今季前半戦を休養した五輪金メダリストのキム・ヨナ(韓国)との1年ぶりの対戦も待っており、地元で2連覇のかかる大舞台への思いは強い。年末年始は3日間だけ休み、元日は毎年恒例の熱田神宮への初詣に出かけ、2日から早速練習を再開した。

 20代最初の世界選手権。「大人の階段を上っているのかな。1段目ですけど」。少し大人っぽさの増した女性らしい演技で頂点を目指す。 

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