遼くん いきなりマナセロと激突!

[ 2011年1月7日 06:00 ]

<ロイヤルトロフィー2011プロアマ>プロアマ13番、2打目を左ラフから放つ石川遼

ロイヤル・トロフィー

(タイ・ホアヒンのブラックマウンテンGC(7420ヤード、パー72))
 男子ゴルフのアジア代表と欧州代表の団体対抗戦「ロイヤル・トロフィー」は7日、タイ・ホアヒンのブラックマウンテンGC(7420ヤード、パー72)で開幕する。6日は組み合わせ抽選が行われた。初日のフォアサムで、石川遼(19=パナソニック)は杉並学院高の先輩・薗田峻輔(21=フリー)とコンビを組んで、マテオ・マナセロ(17=イタリア)とパブロ・マルティン(24=スペイン)のペアと対戦する。

 遼&峻タッグで2011年初戦に挑む。初日のフォアサムで、石川は杉並学院高の2年先輩・薗田とペアを組むことになった。相手はマルティン、そして今大会注目の17歳マナセロに決まった。

 「初日に負けたら(アジア代表主将の尾崎)直道さんから“2日目はコンビを代えるぞ”と言われました。でも、その場ですぐに“負けませんよ”と言いました」。石川は力を込めた。昨年はフォアサムの初日に快勝したが、フォアボールの2日目、シングルスの最終日は大敗。リベンジの思いは強い。

 薗田とのコンビは昨年9月の「日韓対抗戦」、同12月のシニア、女子との対抗戦「3ツアーズ」に続いて3度目。初めて組んだ日韓対抗戦ではフォアサムで勝利、フォアボールは敗戦。3ツアーズではフォアサムで3組中最も良いスコアで回っており相性は良い。石川も「頼りになる先輩なので、このコンビでいいスタートを切れれば2日目、最終日といい流れになると思う」と歓迎した。

 そして、マナセロとの10代対決が実現しモチベーションも高まる。前日にはマナセロから「周囲はシングルスでリョウとの対戦を期待しているけど、僕もそのつもり」と“挑戦状”を叩きつけられた。フォアサムでの対戦とはいえ初の同組でのプレーで火花を散らす。

 6日のプロアマ戦ではリラックスしながらも、12番では下りの5メートルを沈めるバーディーを奪い、傾斜が大きいグリーンもしっかりチェック。「1~2メートルのパットがカギを握る。見ていると分かりづらいけど芝の目が強いグリーン。その距離を自分が入れていけば、薗田先輩も思い切って打っていけると思う」とパットをキーポイントに挙げた。新たなシーズンの幕開け。準備は整った。

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2011年1月7日のニュース