日本 韓国下し28年ぶり準決勝進出!

[ 2010年11月9日 20:25 ]

韓国を破り準決勝進出を決め、喜ぶ日本チーム

 バレーボールの女子世界選手権第8日は9日、東京の国立代々木競技場などで2次リーグを行い、E組で世界ランキング5位の日本は同21位の韓国を3―0で破り、5勝1敗で同組2位以上を確定させ、1982年以来28年ぶりとなる4強入りを決めた。1次リーグで同組だった相手との対戦成績が持ち越される2次リーグは各組の2位以上が準決勝に進む。セルビアを3―0で下した前回優勝のロシアも6戦全勝で準決勝に進出。日本は江畑(日立)や木村(東レ)の強打で2セットを連取。勢いに乗ったまま第3セットも奪った。F組はブラジルがドイツに勝って準決勝進出を決めた。

 攻守がかみ合った快勝で日本が1982年以来、7大会ぶりの4強入りを果たした。
 真鍋監督が言う「トータルディフェンス」が機能し、日本伝統のレシーブでつないだ。攻撃ではエース木村、チーム最年少の21歳、江畑が得点を重ねた。主将の荒木が「金軟景に思うように打たせないように」と話していた通り、ブロックの軸となる井上、山口らは韓国のエースを止めた。加えて世界一を目指すサーブで相手を崩すことにも成功した。
 ここ5試合は全勝していた韓国戦だが、通算では24勝28敗と負け越していた。木村は「韓国はすごい勢いでぶつかってくる。それを受けるのではなく自分たちから攻めていきたい」と話して試合を迎えた。ライバルを上回る意気込みで一戦に臨んだ日本が、第1セットから流れをつかみ、手放さなかった。
 10日のロシア戦を待たずにベスト4を決めた。「最終目標は五輪でメダル取ること。そのために世界選手権でも何とかメダルを取りたい」と木村は目標を口にする。78年以来、8大会ぶりのメダル獲得が見えてきた。

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2010年11月9日のニュース