「池田先生」の教え胸に…小田龍66で一気首位

[ 2010年10月8日 18:00 ]

第2日、通算7アンダーで首位に浮上した小田龍一

 【キヤノン・オープン第2日】昨年の日本オープン選手権覇者が実力を発揮した。18位から出た小田龍がボギーなしで6バーディーを奪い、この日ベストスコアの66で首位に浮上。「ノーボギーだったのはうれしい」と日に焼けた顔をほころばせた。

 インの前半11番から4連続バーディー。アイアンショットをピンに寄せ、長いパットを決め、グリーン周りの小技もさえた。後半も「ティーショットが曲がってきたが、アプローチが寄ってくれた」と勢いを止めずに回りきった。

 180センチ、90キロと恵まれた体格だが、気は強くない。およそ1年前の日本オープンで、石川遼らとのプレーオフの末にツアー初優勝。「前回優勝者」として迎えることしの日本一決定戦を次週に控え「注目されるのがちょっと…。早く来週が過ぎてほしい」と漏らす。

 思い出の大会を前に、調子は上がってきた。33歳。最近は九つ年下の池田勇太から助言をもらい、調整に生かしているという。トップで決勝ラウンドに進んでも、強気な言葉はなし。「“池田先生”の教えをもう少しやらないと」とあくまで控えめな口ぶりで練習場へ向かった。

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2010年10月8日のニュース