年寄総会で10項目の改革案を提出

[ 2010年10月8日 06:00 ]

 大相撲の理事以外の親方で構成される年寄総会が7日、東京・両国国技館で行われ、独自の協会改革案をまとめた。

 年寄総会会長の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)が「夜回りなどの社会貢献活動を行う」「事業収入を現状の90%から50%に抑える」など約10項目にわたる改革案を執行部の出羽海事業部長(元関脇・鷲羽山)に提出。それを受けて放駒理事長(元大関・魁傑)は「意見は意見として聞くが、それを取り入れるかどうかは未定」と話した。

 ≪暴力団排除へ初の講習会≫相撲協会は7日、親方や力士ら全協会員(約1000人)を対象とした「反社会的勢力排除に伴う講習会」を国技館で開催した。約1時間半の講習会では、警視庁の担当者による講義のほかに、暴力団との接触を断ち切る方法などを説明する映像も上映された。横綱・白鵬は「いろいろと勉強になった。協会についていきたい」と感想を述べ、放駒理事長も「反社会的勢力とつき合ってはいけないということを、全員が再認識したと思う」と話した。

続きを表示

2010年10月8日のニュース