勝又、マッチレース気力で制した!会心の初優勝

[ 2010年2月15日 06:00 ]

一般女子6000メートルで優勝した勝又

 スポニチ後援第45回千葉国際クロスカントリー大会は14日、千葉市昭和の森で行われ、世界クロスカントリー選手権(3月、ポーランド)の選考会を兼ねた一般女子6000メートルでは、新谷仁美(22=トヨタ自動織機)とのマッチレースを制した勝又美咲(24=第一生命)が19分39秒で初優勝。一般男子1万2000メートルでは鎧坂哲哉(19=明大)が日本選手では最高位の4位に入った。

 食らいつく新谷を気力で振り切った勝又は、最後は3秒の差をつけてゴールした。「自分の良いところは思い切っていけるところ。これまで勝つことが少なかったのでうれしい」と会心のレースを振り返った。
 08年には左大腿骨を疲労骨折し、一時はモチベーションも低下した。だが、昨年の世界選手権(ベルリン)の女子マラソンで銀メダルを獲得した尾崎好美の練習パートナーを務めたことが転機となった。「身近な存在だった尾崎さんが2位に入ったのが大きかった。どうやって練習すればいいのか感じることができた」と刺激を受けたという。
 今季は世界ハーフマラソン(10月14日、中国)への出場が目標だが、ロンドン五輪にはマラソンでの挑戦も視野に入れており「長距離をしている以上、いずれマラソンをやりたい」と力強く話した。

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2010年2月15日のニュース