遼くん111位予選落ち…全米OPに向け「怖い」

[ 2010年2月15日 06:00 ]

第3ラウンド、9番でティーショットの行方を見つめる石川

 USPGAツアー・AT&Tペブルビーチ・ナショナルプロアマ第3日は13日行われ、石川遼(18=パナソニック)はペブルビーチ・ゴルフリンクス(GL)で2アンダーの70をマークし、通算1オーバーまでスコアを戻したが、カットラインに5打及ばず111位で予選落ちとなった。6月の全米オープンの会場にもなるペブルビーチGLを使用した大会での惨敗にショックを受ける一方で、リベンジへの意気込みも見せた。

 慣れないプロアマの試合方式に加え、日替わりの難コース。苦しみ続けた1週間の最後でようやくアンダーパーを出し、石川は「普段の試合とは雰囲気が全く違ったけど、きょうが一番楽しくプレーできた」と少しだけ表情を和らげた。
 3コースを使用して行われた予選ラウンドでは、公平を期すために3日間とも同じ位置。だが、そのせいでカップ周辺は日ごとに荒れていった。「1メートル前後のパットでボールをマークする時に、スパイクマークやデコボコが見えて気になってしまった」。1番でいきなり80センチのパットを外してボギーとすると、後半の14番でも1メートル強からカップに蹴られてボギーと、短いパットのミスに泣かされた。7番パー3では20センチにつけるスーパーショットも見せたが、猛チャージは不発で、昨年7月の全英オープン以来となる予選落ちとなった。
 すでに出場資格を得ている6月の全米オープンで再びペブルビーチに挑むことになるが「ここで全米オープンが開催されるというだけで怖い。今の自分が出ていいのか」とすっかり打ちのめされた様子。それでも最後は「時間がある限りは努力して難しいセッティングに堂々と挑みたい」と気持ちを奮い立たせた。この悔しさは、4カ月後の全米オープンで晴らすしかない。

続きを表示

2010年2月15日のニュース