ひじの不調…大山志保の「春」はまだ遠い?

[ 2010年2月15日 15:56 ]

 今季の米女子プロゴルフツアーは、18日からのホンダLPGA(タイ)で始まる東南アジアでの2連戦で開幕する。日本からは宮里藍(24)、上田桃子(23)、宮里美香(20)が参戦し、同じく出場資格を持つ大山志保(32)はひじの不調でまだプレーできない状況が続いている。

 宮里藍のさらなる飛躍に期待がかかる。宮里は米ツアー4年目の昨年7月、フランス開催のエビアン・マスターズで悲願の初制覇。終盤まで賞金女王を争った末にランク3位と健闘した。
 アプローチ、パットのショートゲームに磨きがかかり、攻めと守りを使い分けるマネジメントを自分のものにしたのが好結果につながった。今季は米本土での初優勝はもちろん、賞金女王、最優秀選手、メジャー制覇へと夢は膨らむ。
 試行錯誤が続く3年目の上田は昨年までの経験をどう生かせるか。宮里美も含め、層の厚い米ツアーで生き抜くための武器を磨かなければならない。
 日本勢の前に立ちはだかり、ツアーをリードするのはシン・ジエ(韓国)ロレーナ・オチョア(メキシコ)の2人だろう。21歳の申ジエは昨季、賞金女王、最優秀新人の2冠を獲得。昨年は目立った印象を残さなかったオチョアも各大会の順位を換算したポイントにより、4年連続の最優秀選手に輝いた。
 昨季終盤、待望のツアー初勝利を挙げたミシェル・ウィー(米国)の2シーズン目にも注目したい。

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2010年2月15日のニュース