ウッズ ゴルフ捨てても離婚の危機

[ 2009年12月14日 06:00 ]

 ツアーからの無期限欠場を表明したタイガー・ウッズ(33=米国)が離婚の危機に立たされた。既にエリン夫人(29)が離婚専門の弁護士と話し合いを持ち、離婚への前段階としてクリスマス後にも別居する可能性があると英紙が報道。ゴルフから離れる決断をしたウッズだが、関係修復は想像以上に困難を極めそうだ。

 プロゴルファーとしての栄光よりも家族との生活を選んだはずのウッズに、追い打ちをかけるような情報が飛び込んできた。13日付、英紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドによれば、エリン夫人は離婚を専門に手掛ける弁護士と今後に向けた協議を開始。子供たちのことを考え、クリスマスまでは家族で一緒に過ごすというが、それ以降は離婚に向けての動きが始まるという。
 エリン夫人に近い関係者は「彼女はすぐには離婚する気はないと思う」と前置きしながらも「1人になって考える時間が必要。別居はすぐにでも成立する」との見通しを語った。「子供たちにとって何がベストか考えないといけない」と慎重な姿勢も崩していないが、エリン夫人は一連の愛人スキャンダルに始まり、実母が一時入院するなどストレスはピーク。心労でやつれているという。
 エリン夫人はウッズに対して「ゴルフを取るのか、私を取るのか」と二者択一を迫ったと報じられたが、ウッズがツアーの無期限欠場を決めても怒りや悲しみは収まらなかったようだ。別居先はスウェーデンの孤島に夫人名義で購入した豪邸となるもようで、そこで今後の夫婦生活について熟慮することになる。ある離婚専門の弁護士によればエリン夫人が手にする慰謝料は1億8500万ポンド(268億円)に上る見込みで、今後、生活するうえで金銭面の不安は全くない。
 人生をささげてきたゴルフを一時、捨ててまで家族生活を優先したウッズだが、エリン夫人から信頼と愛情を取り戻すことができるのだろうか。

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2009年12月14日のニュース