五輪での期待高まる小平/日本記録に迫り、3位

[ 2009年12月14日 09:52 ]

<女子1000メートル>1分14秒17で3位に入った小平奈緒

やりました!小平&吉井、2種目で五輪代表

 【W杯ソルトレークシティー大会】オランダの強豪が欠場したとはいえ、日本記録に0秒12と迫る滑りで3位に入った。1000メートルでは11月上旬のW杯開幕戦2位以来の表彰台。23歳の小平は「W杯の最初と最後に表彰台に上がれてよかった。自己ベストも1秒ほど更新できた」と笑顔で語った。
 同走は格上のネスビット。目下、世界一の実力者に遅れながらも食らいついた。「中盤のストレートで伸びが違う」と後ろから冷静に観察。指導する結城匡啓コーチは「一緒に滑らないと分からないことがある。レース直後に相手の滑りを熱く語っていた」と、貪欲な教え子に目を細めた。
 約6週間でW杯4大会に出場し、16レースを滑って表彰台に3度上がった。500メートルでは日本記録も樹立し「良かったり悪かったり、盛りだくさん。たくさん経験を積んだ」という。五輪に向けて期待は高まる。「表彰台に上がるイメージはしっかりできた」と胸を張った。(共同)

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2009年12月14日のニュース