日体大 活動停止が長期&処分拡大も

[ 2009年10月21日 06:00 ]

 日本レスリング協会は20日、都内で緊急理事会を開き、日体大部員の強姦(かん)致傷事件に関する大学側の処分について協議した。

 大学側はレスリング部の無期限活動停止を決めたが、来年3月以降に処分見直しを行い、新入生に影響が及ばないよう配慮することも示しており、理事からは「甘すぎる」など厳しい意見が続出。継続審議となった。高田裕司専務理事は「被害に遭われた方のことを考えると(4月以降も)日体大の名前で試合に出場するのはどうか」とし、活動停止が長期となる可能性を示唆した。

 処分については大学生だけでなく、大学院生も対象とする意見も出た。対象が広がれば、9月の世界選手権グレコローマン55キロ級代表の長谷川恒平(24=福一漁業)らも、来年の世界選手権代表第1次選考にあたる全日本選手権(12月、東京)に出場できなくなる可能性がある。

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2009年10月21日のニュース