ウッズが“マッチの鬼”になってきた

[ 2009年2月27日 06:00 ]

大勢のギャラリーが見守る中、復帰後の第1打を放つタイガー・ウッズ

 【アクセンチュア・マッチプレー選手権第1日】254日ぶりのトーナメント。ウッズが1番ティーグラウンドに登場すると、ギャラリーからは大声援がわき起こった。気温29度の下、バナナを2本平らげて挑んだ3Wでの第1打はフェアウエー右サイドに落ちた。

 「理想的な滑り出し。もう少し緊張するかと思ったけれど、いつもと変わりはなかった」。第2打を8Iでピン1・5メートルに寄せ、いきなりバーディーを奪った。2番(パー5)では残り237ヤードを3Iで1・2メートルにつける圧巻のイーグル。世界ランク64位のジョーンズに2ホールで2アップと力の違いを見せつけた。
 その後は左ひざを手術して8カ月間に及んだブランクが微妙に影響し「アイアンがぶれてしまった」と3番からの5ホールで3つのボギー。5番の第2打をバンカーに打ち込んだ時にはクラブを投げて、思わず放送禁止用語を吐き捨てた。
 それでも、後半の13番(パー5)で6メートルを沈めてイーグルを奪うなど、一度もリードされることなく1回戦を突破した。「ひざは全く問題ない。勝てないと思った試合には出場しない。勝てると思ったからここにいる」。2年連続4度目の優勝に向け、復活したウッズが再び“マッチの鬼”となってきた。

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2009年2月27日のニュース