真央 到着遅れジャンプ練習できず

[ 2008年12月11日 06:00 ]

GPファイナル開幕前の練習で、調整する浅田真央

 フィギュアスケートのGPファイナルは12日、韓国・高陽で開幕する。10日は男女出場選手が会場で練習を行ったが、昨季の世界女王・浅田真央(18=中京大中京高)は韓国・仁川空港が濃霧のため航空機の到着が遅れ、練習開始から20分後に登場。曲をかけた練習ができず、ジャンプを1度も跳べなかった。2月に同じ会場で行われた四大陸選手権では大声援を浴びたが、地元・韓国のキム・ヨナ(18)が出場する今大会は完全アウェー。敵地でいきなりのハプニングにも「入っているエレメンツをすべて跳ぶことが目標」と3年ぶりファイナル制覇へ力を込めていた。

 ≪美姫順調仕上がりアピール≫07年世界選手権金メダリストの安藤は「氷が硬くて慣れるのに少し大変だった」と言いつつも、3―3回転のコンビネーションを決めるなど順調な仕上がりをアピールした。GPファイナルは2季ぶりの出場。「楽しく自分の練習してきたことが100%出せればいい」。モロゾフ・コーチは今大会での4回転サルコー挑戦を示唆しており、大技が成功すれば頂点が見えてくる。

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2008年12月11日のニュース