女子SPで村上が2位/Jr.GPファイナル

[ 2008年12月11日 21:20 ]

女子SPで2位につけた村上佳菜子のスパイラル

 フィギュアスケートのジュニアグランプリ(GP)ファイナルは11日、韓国の高陽で開幕し、女子ショートプログラム(SP)で14歳の村上佳菜子(グランプリ東海ク)がほぼミスのない演技で51・04点をマークし、出場8人中2位と好発進した。

 藤沢亮子(飯塚ク)は転倒などでジャンプを2つ失敗し、44・48点の7位と出遅れた。ペアのSPでは高橋成美(千葉・渋谷教育幕張高)とカナダ人のマービン・トランが組む日本ペアが転倒などで34・24点に終わり、出場8組中8位となった。

 笑顔で始まり、笑顔で終えた。女子SPで2位発進した村上は初のジュニアGPファイナルにも「あまり緊張はしなかった。すごく楽しかった」。チャプリンの映画音楽に乗って、切れのある元気な滑りを披露した。
 2回転半ジャンプが回転不足とされた以外は目立ったミスがなく、自己採点は「85・5点」。大会前からせきが出て体調は万全ではなかったが、その影響を感じさせなかった。
 146センチと小柄な中学2年生。今や日本フィギュアの中心地となった名古屋を拠点にし、浅田真央(愛知・中京大中京高)もかつて師事した名指導者、山田満知子コーチに習っている。
 大会前は藤沢と「表彰台に乗れるよう頑張ろう」と励まし合った。フリーは「ノーミスで」と意気込む14歳。金メダルも狙える。(共同)

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2008年12月11日のニュース