太田“3点スタート”で巻き返す

[ 2008年11月29日 06:00 ]

後半戦の巻き返しに意欲の太田(左)

 第32回真駒内選抜スピードスケート競技会(札幌・真駒内セキスイハイムスタジアム)が29日に開幕する。昨季のW杯短距離代表・太田明生(24)=JR北海道、池田高出=は北京五輪陸上男子短距離2冠のボルト(ジャマイカ)を意識した“3点スタート”で巻き返しのきっかけをつかむ。

 3点スタートは氷上に右手をつけた状態からスタートするもので、陸上の形に近くなる。スケート界ではこれまで06年トリノ五輪男子五百メートル金メダルのチーク(米国)らが採用している。「今はいろいろ試せる時期」と太田。世界スプリント(1月、モスクワ)など後半戦代表を懸ける全日本スプリント(12月29、30日、山梨)を前に、新スタートで最初の百メートルのタイム向上をもくろむ。今大会はW杯組不在で、「五百メートルは36秒前半が欲しい」。新スタートで見えないライバルと勝負する。

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2008年11月29日のニュース