63キロ級・西牧初出場V 伊調馨に挑戦状

[ 2008年10月13日 06:00 ]

 レスリングの女子世界選手権第2日は12日、東京・国立代々木競技場で行われ、63キロ級決勝で初出場の西牧未央(21=中京女大)がリュボフ・ボロソワ(ロシア)に2―0で勝ち、初優勝した。ロンドン五輪に63キロ級で挑戦する意思を表明し、大学の先輩で欠場した伊調馨(24=綜合警備保障)に宣戦布告した。48キロ級の坂本真喜子(22=自衛隊)は準決勝で敗れたものの、銅メダルを確保した。

 日本選手20人目の世界女王となった西牧は「(伊調)馨さんじゃなきゃダメだと思われないようにしようと。めちゃくちゃうれしい」と声を弾ませた。世界ジュニアの63キロ級を04、06年と連覇。シニアでは59キロ級で全日本選手権を制したが、今後は本来の63キロ級を主戦場とすることを明言。「63キロ級で五輪に出ていた選手が(今大会に)出ていたわけではないんで」と冷静に分析したが、ロンドン五輪に向けて伊調馨に強力なライバルが出現したことになる。

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2008年10月13日のニュース