不動 有村の猛チャージ振り切る

[ 2008年7月13日 17:50 ]

 手堅くスコアを伸ばし、藤田、有村ら食らいつく若手を振り切った。6月に喫した2戦連続予選落ちを思い出しながら、不動は「うれしいのと、またこういうプレーができてほっとしている」と安堵感を漂わせた。

 最終組の自分より9組も前でプレーする有村の猛チャージは、ハーフターン付近で知った。「すごいスコア。それで負けたらしょうがない」。一時首位も奪われたが、どっしり構えた。
 後半12番のバーディーで首位を奪い返し、15番(パー4)でも第2打をピンにぴたり。17番はボギーとしたが、1打差で逃げ切った。
 今季はこれまで毎試合優勝者が異なり、不動が2勝目一番乗り。要因はパットの復調だ。芝目を気にせず、ストロークだけを意識できるパターマットで練習し、トンネルを脱した。
 生涯獲得賞金10億円突破には「試合数が増えたいいときにプロになった。恵まれてる」。31歳はこの勝利で通算44勝とし、岡本綾子が国内で挙げた勝ち星にも並んだ。

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2008年7月13日のニュース