朝青龍が優勝 相星決戦で白鵬下す

[ 2008年3月23日 17:32 ]

朝青龍が小手投げで白鵬を破る

 大相撲春場所千秋楽は23日、大阪府立体育会館で行われ、2場所連続の横綱同士の相星決戦で朝青龍が白鵬を小手投げで下して13勝2敗とし、史上4位に並ぶ22度目の優勝を果たした。4場所ぶりの賜杯で、2場所の出場停止から復帰後では初となる。

 白鵬は12勝3敗で自身初の4連覇を逃した。
 琴光喜が千代大海との大関対決を突き落としで制し、勝ち越しを決めた。大関魁皇は黒海にはたき込まれ、途中休場した琴欧洲以外の3大関は全員8勝7敗。安馬と琴奨菊の両関脇はそろって千秋楽で勝ち越した。
 三賞は琴奨菊が初の殊勲賞、把瑠都と黒海が敢闘賞、栃煌山が初の技能賞をそれぞれ受賞した。十両は木村山が12勝3敗で優勝した。夏場所は5月11日から東京・両国国技館で行われる。

 ▼朝青龍の話 うれしい限り。いろいろなことがあったけど、一生懸命頑張ってこの舞台に立った。先場所(白鵬に)負けた悔しさを晴らさなきゃいけないと思っていた。横綱というのは、優勝しかない。
 ▼朝青龍の師匠・高砂親方(元大関朝潮)の話 よくやった。復活という意味では優勝しなければと、本人も思っていただろう。負けられないという気持ちが強かったんじゃないかな。おめでとうと言ってやりたい。
 ▼北の湖理事長(元横綱)の話 朝青龍は優勝して気持ちが落ち着くでしょう。ここで優勝しないと復活ということにならなかった。優勝回数はもう少し伸ばせると思う。次はオレの24回か。横綱同士の相星決戦で決まり、理想的な場所だった。

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2008年3月23日のニュース