AHF 日本への処罰より重く

[ 2008年1月31日 06:00 ]

 アジア・ハンドボール連盟(AHF)のライル事務局長は30日、AHFの意向に反して北京五輪アジア予選のやり直しに参加した日本と韓国への処分は、開催国の日本がより厳重になるとの見通しを示した。AHFは27日の臨時理事会で日本と韓国に処分を下す方針を決め、具体的な内容は常任理事会に一任。同事務局長は「常任理事会はなるべく早く、数日のうちに開く」と述べ、処分内容は罰金や資格停止となることを示唆した。

 また、AHFのジヤブ常任理事は予選やり直し問題について、国際ハンドボール連盟(IHF)の本部があるスイスの国内法廷で争う考えを明らかにした。AHFは再予選を不当として、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したが、IHFが応じなかったため成立しなかった。再予選では男女とも韓国が出場権を獲得も、AHFは昨年の予選で勝った男子はクウェート、女子はカザフスタンの出場権が有効との立場を崩していない。同常任理事は、日本協会の渡辺佳英会長がアジアの統括団体を東西に分離する案を示したことについても「不可能なことだ。アジア・オリンピック評議会(OCA)も認めないだろう」と反発した。

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2008年1月31日のニュース