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京都男児死体遺棄 立証に高いハードル 死因不明、証拠散逸の懸念

[ 2026年4月16日 01:53 ]

安達結希さんの自宅周辺を調べる捜査員
Photo By 共同

 京都府南丹市で行方不明になった安達結希さん(11)が遺体で見つかった事件で、府警は死体遺棄容疑で父親を逮捕した。姿を消してから約3週間。死因も明らかになっていない中、急展開を迎えた。家宅捜索も行われたが証拠が思うように集まらない懸念もあり、立証のハードルは高いとの指摘もある。

 捜査を指揮する立場にある大阪高検の幹部は、行方不明から時間がかかった理由を「誘拐や家出の可能性もあった」と説明する。遺体発見までは事件として扱えず、見つからない状態で捜査に乗り出すには「ほぼ亡くなった」と断定でき、事件性が疑われる材料が必要なためだ。
 具体的な供述は明らかになっていないが、この検察幹部は「事件そのものの難しさがある」との見方を示す。2人は家族関係にあり「安達さんの所持品に父親の毛髪などが付着していても不自然ではない」とし、犯罪を立証する客観証拠が乏しい可能性を指摘した。

 元検事の亀井正貴弁護士は、安達さんの死因が明らかになっておらず、死亡から相当の日数が経過していることが壁になると指摘する。「家宅捜索をしたが、既に証拠が散逸している可能性もある。父親や親族らの具体的な供述がなければ、安達さんが死亡した経緯の真相解明は難しいのではないか」と話した。

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