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高市首相、秋葉原から涙で第一声 験担ぎ?安倍元首相が好んだ場所めぐり「信任」訴え

[ 2026年1月28日 05:30 ]

真冬の決戦!衆院選2026 2・8投開票

 第51回衆院選が27日公示され、2月8日の投開票に向けて12日間の選挙戦に入った。高市早苗首相(自民党総裁)の下での初の国政選挙で、自民、日本維新の会の連立政権の信任が問われる。各党党首が第一声を行い、高市首相は東京・JR秋葉原駅前でマイクを握った。自らの進退を懸けた選挙初日に、涙で政策を訴えた。

 「歯を食いしばって30年以上かけてやっと内閣総理大臣になれた」と話すと、声を震わせた。維新の吉村洋文代表、藤田文武共同代表とともに行った秋葉原での第一声。目尻にたまった涙を左手で拭い「政策と政権の枠組みが変わった。国民の信任をいただきたい」と訴えた。昨年10月の首相就任後、公の場で涙を見せるのは初めて。集まった支援者から「頑張れ!」とエールが送られた。

 秋葉原は、首相が師と仰ぐ安倍晋三元首相が国政選挙の最終演説に選ぶのが恒例だった場所。その後も安倍氏がよく第一声を上げた福島県を訪れ、郡山市、二本松市で支持を呼びかけた。首相は勝敗ラインを与党で過半数(233)と設定し、実現できなければ「即刻、退陣する」と明言。党関係者は「安倍さんと同じルートをたどることで、験を担ぎたかったはず。そのスタート地点で安倍さんのことが頭によぎって感極まったのではないか」と指摘した。

 涙で初日を迎えた高市劇場。選挙戦自体も高市カラーが強く押し出され、自民党の比例代表名簿からは、村上誠一郎前総務相や阿部俊子前文部科学相ら、石破茂前首相の閣僚3氏が下位に掲載されたことも明らかになった。永田町関係者は「このような火種は党内分裂につながりかねない。衆院選で勝てても、選挙後に党内から背中を狙われる可能性も出てくる」と懸念する。

 この日、演説会場には、支援者だけでなく反高市を掲げる人も多く見られた。「裏金自民」などのプラカードを持つ人や、首相の涙を見て「リーダーが簡単に泣くなんて」とあきれる人も。受験シーズンとのバッティングや大雪が心配される冬の衆院選。一部有権者の憤りも感じられた。

 《自民裏金議員44人が立候補》今回の衆院選には、自民党派閥裏金事件に関係した44人が立候補した。自民公認は2024年前回選で落選した元職も含めて43人。旧安倍派の萩生田光一幹事長代行や西村康稔選対委員長代行、下村博文元文部科学相、旧二階派の武田良太元総務相が含まれる。比例代表との重複立候補も認めた。世耕弘成元参院幹事長=離党=は無所属で出馬した。

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