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田崎史郎氏 連立離脱に至った公明党“3つの不信感”…自民の「感度の鈍さ」指摘「今までなかった」

[ 2025年10月11日 18:08 ]

4日、自民党新総裁となり会見に臨む高市早苗氏
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が11日、テレビ朝日「ワイド!スクランブル サタデー」(土曜前11・30)に出演し、公明党が自民党との連立関係を解消することになった“3つの不信感”を解説した。

 公明の斉藤鉄夫代表が自民・高市早苗総裁と10日に会談し、連立関係解消を伝えた。斉藤氏は会談後の会見で「政治とカネに関する基本姿勢で相違があった」と説明。背景には、裏金事件に関係した旧安倍派の萩生田光一氏を幹事長代行に起用した高市氏の人事への不満があったとみられる。高市氏は「一方的に連立政権からの離脱を伝えられた」と怒りをにじませた。

 高市氏は4日、新総裁選出直後に斉藤氏を訪ねて会談を行った。そこで斉藤氏は閣僚の靖国神社参拝や政治とカネの問題、外国人政策について「懸念」を伝えた後、“本音の話をしたいので時間をとってほしい”と要望。しかし、高市氏は5日に国民民主党の玉木雄一郎代表と会談した。それを知った公明側は“ゆっくり話したいと頼んだのに、玉木さんと先に会ったのか?”と不信感を持ったのだという。

 「2つ目は人事」で、高市氏が7日に発表した党役員人事は「麻生副総裁以下の陣容は公明党から見るとパイプがない人ばかり。これじゃあ新執行部とあまり話せないなっていうこと」と解説。加えて「昨日(10日)は『一方的』と言われたことが、ちょっと事実と違うということで非常に不快感持っている」と高市氏の言葉への公明側の反応を明かした。

 一番の問題は、自民側が「公明党の本音がどこにあるか最後まで分からなかった」ことだという。「党首会談の最初は高市さんはにこやかな表情だったが、終わってみると険しい表情で連立離脱を想定していなかったんだと思う。自民党執行部はまず情報が取れていない。“そうは言っても公明党は今まで妥協してきたじゃないか、今回も妥協してくれるだろう”という甘い読みのまま行っている」と指摘した。

 公明党は10日の会談で企業・団体献金問題に対する回答があると思っていたが、自民側から具体的な回答はなく、「これは連立離脱しかないと思っていった。そういう公明党の本音を自民党がまったく捉えていなかったということ」と解説。「自民党の感度の鈍さ、今まで自民党を見てきてこんなことはなかった。情報そのものが取れていないっていうのは自民党は変わったなと思った」と自身の受け止めを述べた。

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