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高市早苗氏 選択的夫婦別姓に実績強調「自分で法律案を書いた」 小泉進次郎氏の認識違いも指摘

[ 2024年9月9日 17:05 ]

自民党総裁選への出馬表明をした高市早苗経済安保担当相 (撮影・小田切 葉月)
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 高市早苗経済安保担当相(63)が9日、都内で会見し、自民党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を正式表明した。出馬表明をした候補は7人目。

 会見では、選択的夫婦別姓をめぐる法改正について、自身の見解を示した。既に立候補を表明している小泉進次郎元環境相(43)は「別姓を選びたいという方に別姓という選択肢を用意します」と述べ、党議拘束をかけずに法案採決を行う意思も示している。そんな中、高市氏は「私には実績があると思っています」と、自身の実績について述べた。

 内閣府やメディアの世論調査で、「旧姓を通称としてどこでも使えるように法制化すべき」との声が最も多いことに触れ、「私は今、婚姻によって氏が変わることに不自由に思われる方がいるなら、その不自由を解消しないとなと、自分で法律案を書きました」と明かした。婚姻前の名字を使えるような環境を整備するよう義務づける内容だが、現時点で法案は党議決定も、国会提出もされていないという。

 総務相時代に、既に選択的夫婦別姓のたたき台を整えていたという。「総務省単独でやれるもの、すべての手続きの1142件について、旧氏で対応できるように変えました」とし、住民票やマイナンバーカードに戸籍上の姓、旧姓を併記されるようにしたとも明かした。

 小泉氏は6日の会見で「旧姓では不動産登記ができない」と述べていた。高市氏は「夫婦別氏を選択できる制度を実現するとおっしゃっていた候補予定者の中に、不動産登記ができないじゃないかと答えた方がいましたが、不動産登記できます」と説明。小泉氏を名指しこそしなかったが、認識の間違いを指摘していた。

 高市氏は神戸大卒業後、テレビ局でキャスターを務め、93年に衆院選に初当選。これまで総務相、少子化担当相などを歴任した。総裁選への出馬は21年に続き2度目。

 総裁選には、小林鷹之前経済安保担当相(49)石破茂元幹事長(67)河野太郎デジタル相(61)林芳正官房長官(63)茂木敏充幹事長(68)小泉氏の6人が既に出馬を表明。他にも斎藤健経産相、加藤勝信元官房長官、上川陽子外相らが立候補の準備を進めている。

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