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上げ馬神事 勾配緩めるなどして実施 三重・多度大社 動物虐待との批判受け

[ 2024年5月5日 04:33 ]

 三重県桑名市の多度大社で4日、地元の青年が馬に乗って坂を駆け上がる「上げ馬神事」が行われた。

 動物虐待との批判を受け、馬に越えさせていた高さ2メートルの土壁を撤去し、勾配を緩めるなど改善策を実施した。

 昨年までは土壁を越えた回数で農作物の豊凶などを占う伝統行事として行われていたが、今年から五穀豊穣(ほうじょう)を願って駆け上がる様式にした。

 最近十数年で計4頭の馬がケガをして安楽死させられるなどしていた。上げ馬神事は南北朝時代に起源があるとされ、三重県無形民俗文化財に指定されている。

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