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鈴木宗男氏 自民の裏金問題処分に“苦言”「やはり腹の座っていない政治家は駄目だとつくづく」

[ 2024年4月4日 21:50 ]

鈴木宗男氏
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 鈴木宗男参院議員が4日、自身のブログを更新。この日、政治資金パーティー裏金事件を巡り、自民党が関係議員ら39人の処分を決めたことに対して、私見を述べた。

 自民党は安倍派のトップだった塩谷立、世耕弘成両氏を離党勧告とし、同派幹部を務めた下村博文、西村康稔両氏に党員資格停止1年とするなどの処分を発表。岸田文雄首相と二階派の二階俊博会長は処分対象には含まれなかった。

 これを受けて鈴木氏は「報道されてきたような流れでの処分であり、国民はどう受け止めるであろうか」とし、「清和政策研究会(旧安倍派)5年間で6億7千万円、志師会(旧二階派)5年間で2億6千万円、いずれも会計責任者は立件されている。ならば旧安倍派の塩谷座長は自ら議員辞職して、天下に責任の所在を果たすべきではなかったか。派閥の座長の腹のなさが将来ある政治家の道を閉ざしているように見える」と持論を述べた。

 「政治家としての潔さ、矜持が足りなさすぎると思うのは私だけではないだろう」と苦言を呈した鈴木氏。「旧二階派も二階氏の秘書が立件されている以上、二階氏本人が、自分が責任を取ると言って議員辞職したならば、二階氏に対する国民の目は大きく変わったことだろう。こうした事態の時、政治家の器量が問われる。読者の皆さんはどう受け止めたでしょうか」と責任の取り方に疑問を投げかけた。

 最後に「“身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ”という言葉を噛みしめながら、やはり腹の座っていない政治家は駄目だとつくづく思った次第である。私もさまざまな経験をしたが、信念を持って筋を通して生きてきたが、その心構えだけはこれからもずっと守って参りたい。今日の自民党の処分を国民はどう受け止めるか。明日からの反応を冷静に見て参りたい」と締めくくった。

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