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小林製薬、紅こうじ製品との因果関係疑われる初の死亡事象を報告 約3年間の通販購入者が腎疾患で死亡

[ 2024年3月26日 10:52 ]

 「紅こうじ」の成分を含む健康食品を摂取した人に腎臓病など健康被害が出ている問題で製造・販売元の小林製薬は26日、公式サイトを更新。新たに製品使用者に、腎疾患で死亡していた人がいたことを発表した。

 同社は「当社におきまして、腎疾患でお亡くなりになった方が、生前に紅麹コレステヘルプをお使いになられていたとのご連絡をご遺族様からいただき、製品と死亡との因果関係が疑われる事象を1件把握いたしました」と報告。「事実及び因果関係を鋭意確認中ではございますが、速やかな情報開示の観点からご報告申し上げます」とした。

 「当社といたしましては、何よりもお客様の健康を最優先に考えてまいりましたが、今回のような事態に至りましたことを謹んでお詫び申し上げます」と謝罪。「お亡くなりになったお客様のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様に衷心よりお悔やみ申し上げます」と記した。

 本件について、「お客様においては、紅麹コレステヘルプを継続的にお買い求めいただいていた事実(通信販売による販売時期は2021年4月~2024年2月)を確認しており、これらには、2024年3月25日付『紅麹関連製品の使用中止のお願いと自主回収のお知らせ(第2報)』で開示した『想定していない成分を含む可能性がある製品の製造番号』が含まれます」と説明。その上で「当社といたしましては、事実及び因果関係について引き続き鋭意確認を進めてまいります」とした。

 同社では前日25日、新たに20人の入院を発表。同社商品の摂取と疾病の因果関係が疑われる入院者数は22日発表の6人と合わせて計26人となり、中には一時、人工透析が必要になった人もいた。死亡例が報告されたのは今回が初めて。

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