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ニトリ 「糖質カット炊飯器」で景品表示法違反 謝罪「あたかも優良であると表示していた」

[ 2024年3月26日 10:42 ]

 家具やンテリア用品小売業大手「株式会社ニトリ」(札幌市北区)は25日、同社が販売する「糖質カット炊飯器」に関し、「景品表示法に違反するもの」だったとして謝罪した。

 今年2月、消費者庁は「糖質約48%カット!」などとうたった炊飯器の表示には合理的な根拠がなく、景品表示法違反(優良誤認表示)に当たるとして、ニトリ(札幌市北区)などに再発防止策を求める措置命令を出した。同庁によると、実際はおかゆのように全体の水分量を多くすることで、糖質の割合が少なくなる「見かけ上の糖質カット割合」だったが、消費者に誤認を与える表示になっていたとしている。

 ニトリは「弊社は、弊社が供給する『糖質カット炊飯ジャー』と称する糖質カット炊飯器を一般消費者に販売するに当たり、本件商品の糖質カット炊飯機能で炊飯した米飯は、通常の炊飯機能で炊飯するよりも米飯に含まれる水分量が多く、また食感も柔らかくなるにも関わらず、(中略)あたかも、本件商品の糖質カット炊飯機能で炊飯することにより、通常の炊飯機能で炊飯した米飯と同様の炊き上がりで、米飯に含まれる糖質(でんぷん)が、48%カットできるかのように示す表示をしておりました」と説明。

 これらの表示について「本件商品の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示すものであり、景品表示法に違反するものでした」と明かした。

 「本件表示により、お客様をはじめ関係者の皆様に、多大なご心配とご迷惑をお掛けしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「今回の措置命令につきまして、弊社はこれを真摯に受け止め、再発防止に取り組んで参ります」と再発防止を誓った。

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