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国民民主党 衆院東京15区補選 元フリーアナ内定取り消し問題会見 ラウンジ勤務について「仮に堂々と」

[ 2024年2月26日 12:51 ]

 国民民主党は26日、国会内で記者会見を開き、衆院東京15区補欠選挙(4月16日告示、28日投開票)で公認予定だった元フリーアナウンサーの新人・高橋茉莉氏(27)の内定を取り消したことについて説明した。党は「東京都連より、本人に聞き取り調査を行ったところ、本人が発言した過去の行為の中に、党として看過できない、法令違反に該当する可能性があったため、公認内定取消を行いたいとの申請があった」とした。

 会見には浜野喜史選対委員長、川合孝典都連選対委員長が出席。高橋氏がSNSを通じてラウンジ勤務の過去を理由に出馬断念を強要されたと主張したことについて、川合氏は「職業を理由に立候補を断念しろと言ったことはただの一度もありません」と否定した。

 高橋氏をめぐっては、配信動画で「生活保護を受けお金に困っていた時期にラウンジという夜のお店で一生懸命働いた」と述べたことで不正受給に当たるのではないかと指摘する声が上がり、その後、自ら「生活保護を受給しながら、ラウンジ勤務をしていたというのは、事実と異なります」と修正し、波紋を広げた。

 川合氏によると、都連が23日までに高橋氏に対し数回ヒアリングなどを実施。その理由について「様々な情報が錯綜していたので、指摘されている事項が法に則ったものか確認しないといけないので適宜確認していた」と説明。ラウンジ勤務をしていたことについては「仮にそのことに対して堂々と胸を張って説明できるのであれば、私どもは職業自体が過去どういうことやっていたかというのは問題視していない」と強調。その上で「大事なことは法に抵触している行為があるかないかという1点だけ。その上で聞き取りを行ってどうするかということだ」と語った。

 浜野氏は、高橋氏のSNSをきっかけに不正受給を指摘する声が相次いだことについて「(ヒアリングした)23日時点まで生活保護うんぬんの話は出ていない。(高橋氏が)いろいろとSNSに発信されたのは承知しているが、我々の判断には関わっていない」とし、あくまで23日までの調査内容に基づいて公認内定取消を申請することを判断したと述べた。

 法に反する行為について、不正受給なのか、脱税など別の問題なのかといった具体的な説明を求める質問が報道陣から相次いだが、浜野、川合両氏は「私人になられたので、私人としての行為に対して我々が申し上げるべきではない」と繰り返した。玉木雄一郎代表は25日に記者団に「お金の問題」と明かしていたが、浜野氏は「玉木代表がどういう趣旨でどういう発言をされたか把握していないのでコメントは差し控える」とした。

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