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滋賀在住の今村翔吾氏 琵琶湖の水位低下を憂慮 水不足だけでない懸念点とは

[ 2023年12月1日 12:21 ]

先月11日に大型客船「ビアンカ」で行われた琵琶湖上のイベントに参加した今村翔吾氏
Photo By 提供写真

 滋賀県大津市在住の直木賞作家今村翔吾氏(39)が11月30日、自身のSNSで県のシンボルである琵琶湖の水位の急速な低下への懸念を示した。

 国土交通省琵琶湖河川事務所の公式ホームページによると、1日午前6時時点で琵琶湖の水位はマイナス67センチ。今秋の降水量の少なさなどが原因で、この時期の平年値より28センチ低くなっている。県は先月27日に情報を集約するための会議を設置し対策を進めている。

 今村氏は滋賀に移り住んで15年。かねて「文化の伝播、物流において歴史的にも大きな役割を果たして来た」と琵琶湖の存在が移住した理由にあったと語ってきただけに心配を募らせてきた。

 SNSでは水位の低下について「普段は船が必要なのに、徒歩で行けてしまう島も出てきました」と投稿し憂慮。「近畿の水がめ」の水位の低下によって、年末年始の水不足を懸念した。

 さらに「単純に水が不足するという以外にも、実は色々な問題が生じる可能性があります。例えば、『冬の環流』が鈍る可能性。琵琶湖には流れがあり、表面と底の対流もあります。これによって底に酸素が送り込まれるわけです。しかし、これが上手くいかないと魚が育たず、漁業に影響を及ぼすということも」と指摘した。

 気温の変化にも影響するとし「夏場は琵琶湖の水は大気に比べて上昇しにくいことで気温を減少させ、冬場は反対に熱が逃げにくいので上昇させる効果があります。特に大津や彦根などの琵琶湖近くの町では顕著。彦根などになると豪雪の理由の一つになり得ます」と今冬の天候を案じた。

 懸念点を踏まえ「来週にはまとまった雨が降りそうですが、それだけでは回復しないようです。年末年始に取水制限になれば困る方は多いかもしれませんので、今のうちから意識して節水したほうがよいかもしれません」と緊急事態に警鐘を鳴らした。

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