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大江健三郎さん死去 老衰のため88歳 ノーベル文学賞作家 

[ 2023年3月13日 15:11 ]

 ノーベル文学賞作家の大江健三郎さんが3日未明、老衰のため死去した。88歳。愛媛県出身。講談社が公式ホームページで発表した。葬儀は家族葬で営まれた。後日、お別れの会を開く予定という。

 大江さんは1935年1月31日、愛媛県喜多郡大瀬村(現・内子町大瀬)生まれ。東京大学在学中の1957年「奇妙な仕事」が東大の第2回五月祭賞を受賞して文壇の注目を浴び、翌58年「飼育」で芥川龍之介賞を受賞。94年には川端康成に次ぎ日本人2人目となるノーベル文学賞を受賞した。

 また、65年「ヒロシマ・ノート」、70年「沖縄ノート」(1970年)や発言などで、日本が直面するさまざまな課題へ向き合った。

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2023年3月13日のニュース