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フランス南西部で森林火災が拡大 1万6200人が避難 ビーチも煙に包まれる

[ 2022年7月18日 13:51 ]

 フランス南西部のボルドー近郊で発生している森林火災は17日になってさらに拡大。6日連続で火災が続いている状態で、併せて1万6200人が避難した。

 AP通信によれば、ビスケー湾に面しているラ・テストドビュックでは、観光客で賑わうはずのビーチにまで煙が到達しており、このエリアだけで1万人以上が行き場を失っている。18日の予想最高気温は41度。すでに複数のビーチが閉鎖となっており、経済的にも深刻な状況と直面している。

 国内各所で43度を記録したスペインでも森林火災が拡大中。死者は出ていないものの、11日から15日の間に猛暑が原因とされる死者が360人出ており、今後の影響が懸念されている。

 このほかクロアチア、ポルトガル、ギリシャ、モロッコで森林火災が発生中。イタリアは渇水による水不足に見舞われており、欧州やアフリカ北部は猛暑と火災のダブルパンチに苦しんでいる。

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2022年7月18日のニュース