×

大阪・吉村知事 五輪の感染リスクに言及 お祭り騒ぎNG「今までの五輪とは違う」

[ 2021年6月19日 12:57 ]

大阪府の吉村知事
Photo By スポニチ

 大阪府の吉村洋文知事は19日、読売テレビの情報番組「あさパラS」に生出演。「有観客で開催」に向けて進んでいる東京五輪について「観客の議論よりも、日本国内の雰囲気(がリスク感染を高めること)が問題になる」と話した。

 東京五輪開催で大阪経済については「あまり大きく影響しない」と恩恵はほぼゼロと分析。一方、感染リスクについては「観客より国内の状況がどうなるのか、の方を考えなきゃいけない」と断言した。

 吉村知事は「(五輪やったら)応援します。ボクも日の丸背負ってる選手応援したいです。でも、お祭り騒ぎみたいになって“ニッポン、ニッポン”と言いながら街中に、お酒飲んでいろんな人が外に出たりとか、ああいう状況になってしまうと、その時は感染が広がらなくても、その後、感染がぐっと広がっていく可能性がある」とした。続けて「つまり、応援したいし、するんですけど、お祭り騒ぎには、できるだけしないようにしなければならない。そこのところが難しい。いろんなところで集まって一緒にテレビ見てワーワー飲んだり、騒いだりすると、かなり…。これが全国で起きると感染リスクとしてはかなり高い」と語気を強めた。

 そこで、パネリストの三輪記子弁護士(44)が「五輪はそもそもお祭り。それをお祭り騒ぎをするな、というのは理屈が通っていない」と突っ込むと、吉村知事も「そうです」と表情をこわばらせた。続けて「今までのオリンピックとは違う。矛盾してるんです。そこはちゃんと説明していかないといけないと思いますよ。いつ感染が急拡大するか分からない。常にリスクを背負ってる中でするのであれば“今までのオリンピックとは違うんです、と開催する方も説明しなければ」と力説した。

続きを表示

2021年6月19日のニュース