×

神戸スキッベ監督が目指すサッカーとは…DF酒井高徳「選択肢を一つ増やしてくれている」

[ 2026年2月3日 17:58 ]

サイドを駆け上がる酒井(撮影・長嶋 久樹)
Photo By スポニチ

 覇権奪回を目指す神戸は3日、神戸市西区のいぶきの森競技場で公開練習を行った。実戦形式のメニューが多く取り入れられる中、今季から就任したミヒャエル・スキッベ監督(60)の目指すサッカーが徐々に見えてきた。

 (1)ハイプレス継続
 吉田孝行前監督時代と同様、前線からプレスを掛けてボールを奪うスタイルは継続。その中で「よりボールに対していく部分とか、ボランチに対してももう少し前に出て欲しいという要求もある。プレスの掛け方は去年との違いが出ている」とMF扇原貴宏はいう。スキッベ監督が昨季まで指揮を執った広島はシュート本数で常に上位。高い位置でボールを奪うことで、敵陣でのゲームを目指す。

 (2)攻撃の自由度UP
 立ち位置など細かいポジショニングを要求された昨季と違い、MF浜崎健斗は「自由な感じでやらせてもらっている。アイディアが求められていると思っています」。ミスを前提としつつ、それを恐れずにプレーすることが推奨される。MF郷家友太も「求められているかは分からないけど背後への動きは自分の特徴。そこは思う存分に発揮しようとしています」と言う。「上手くいっているチームは選手の自信やクリエイティブさがある」とDF酒井高徳。ただ「自由を与えられたからといって細かいプレーをするんじゃなく、得点を奪うのが神戸のサッカー。そういう共通認識は持てている」と扇原がいう通り、自由には責任が伴い、最終目的となるゴール奪取から逆算されている。

 (3)攻撃パターン拡張
 もちろん、個々の即興だけに任されているわけではない。昨季までは対角線のボールやロングキックなどで相手陣地に攻め込み、セカンドボールを拾うことで厚みのある攻撃を展開した。今季は従来の戦い方に加えて「フリックやスルーパス、ワンタッチで落として3人目の選手を使うなどコンビネーションを意識した練習も多い」と酒井。真ん中から崩してゴールできれば良し。崩せなくても相手がゴール前を固めれば、逆にサイドにスペースができて武器のサイド攻撃が発揮される。酒井は「今までやってこなかった選択肢を一つ増やしてくれている」と攻撃パターンの拡張を前向きに捉えた。

 アグレッシブなハイプレスと前線でのボール奪取は基盤。その上で攻守の責任を明確にすることで選手の自由と創造性とチームの規律を保つ。長いシーズンを戦いながら個々の能力と自信を最大限に引き出し、チーム力を一段も二段も高くしていく。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

サッカーの2026年2月3日のニュース