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【高校サッカー】聖和学園 “みそぎ”1勝 飲酒喫煙問題経て 1G1Aの小杉がバック転パフォ

[ 2025年12月30日 05:30 ]

第104回全国高校サッカー選手権 1回戦   聖和学園 3ー0 那覇西 ( 2025年12月29日    味フィ西 )

<聖和学園・那覇西>後半、ゴールを決める聖和学園・小杉(撮影・西尾 大助)
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 1回戦15試合が行われ、聖和学園(宮城)が3―0で那覇西(沖縄)を下して2回戦に進んだ。県予選を制した仙台育英がいじめ問題で出場を辞退し、3大会ぶりに出場。1得点1アシストの活躍を見せたMF小杉唯斗(3年)がゴールパフォーマンスでバック転を披露し会場を沸かせた。

 その瞬間、満員となったスタンドのボルテージが最高潮に達した。火付け役は、聖和学園のエースナンバー「14」を背負う小杉だ。1―0の後半22分に右足で貴重な追加点を決めると、「決めたらやろうと思っていた」と、コーナーフラッグ付近で側転からの豪快なバック転を披露。高校サッカーではまれなゴールパフォーマンスを成功させ「来てくれた人たちを楽しませて帰らせることができた」と胸を張った。

 幼少期に母の薦めで体操教室に通った。さまざまな技に挑戦することで体の動かし方を学び、バック転は小学生で早くも習得。培ったバランス力はサッカーにも好影響を与えた。「簡単には倒れない。体を当てられてもしっかりと(相手を)いなすことができる」と強みを説明し「今となっては母に感謝です」と笑顔を見せた。

 11月2日に行われた県大会決勝。優勝した仙台育英はその後にいじめ問題が発覚し、出場辞退に追い込まれた。ただ準優勝の聖和学園も今夏に部員の飲酒や喫煙があり、当該部員以外で県大会に出場した経緯があった。出場が正式に発表されたのは同21日。その間は「1、2年生メインで、3年生は自分たちで練習している形だった」と加見監督は明かす。

 仙台育英戦後にはプリンスリーグで2試合をこなすも、今度は部内でインフルエンザがまん延。ベスト布陣がなかなか組めなかった。攻撃の軸を担う小杉も2週間前に完治したばかり。まさに苦難の連続だったが、1得点1アシストの小杉は「インフルのおかげで、体重が軽くなって、めっちゃ動きやすかったです」と笑い飛ばした。

 初戦突破は初出場から6大会連続。「国立で(バック転を)やりたいですね。沸かせたいです!」と小杉。魅力漂うエースが、初の4強入りへ起爆剤となる。

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