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J2降格の新潟 DF舞行龍はチーム再建に来季残留希望「このクラブが好き」

[ 2025年10月30日 04:30 ]

残り3試合も戦い抜く覚悟を示した新潟・舞行龍
Photo By スポニチ

 4勝11分け20敗で最下位に低迷し、すでに来季のJ2降格が決まっている新潟は2日間のオフが明けた29日、新潟・聖籠町のアルビレッジで一般公開して練習を行った。クラブ歴代2位の289試合に出場しているDF舞行龍ジェームズ(37)は、来季もチームに残って再建に関わりたい意向を明かし、残り3試合に全力を尽くすことを誓った。

 全体練習が終わると、ランニングシューズに履き替えてピッチ脇を走り出した。速いペースで1キロを数本走って汗を拭う。舞行龍が今季続けてきたルーティンだ。降格が決まっても、状態を上げていく作業は何も変わらない。それは来季を見据えて、でもある。

 「このクラブが好き。まだまだチームにできることはあるし、“やれる”と思う。来季も残りたいし、チームの力になりたい」

 18日の東京V戦で右目を負傷。一時は視界が悪くなり、26日の前節・神戸戦はベンチから戦況を見つめた。試合のなかった前日に決まってしまった降格には「結果は受け止めなければいけない。チームとして、1年間機能しなかったのは事実」と声を落とす。

 17年以来6年ぶりに昇格した23年から戦ったJ1で感じたのは、スタイルの重要性だ。今季昇格組の岡山、昨季昇格した町田などを例に出して「うまくいっているチームは強みがはっきりしている」と指摘。新潟は20年から培ってきたパスサッカーを今季は発揮できず、方向性を打ち出せなかったのがシーズンを通しての低迷、そして降格の大きな要因となった。

 「(新潟は)他に比べて選手層や一人一人の能力は低い」と舞行龍。資金力のあるクラブに高い能力のある選手が集まるのはサッカー界では自明の理。その中で生き残るためには、スタイルを貫くことが最も重要として「やり方とお互いの理解で一体感が生まれ、それが足の速さ、体の小ささの差を埋めてくれる。お金じゃない」と語気を強める。

 08年に高卒で入団したクラブへの愛着は誰よりも強い。「スタイルをつくっていかないと(J1に)上がっても残るのは難しい。それに関わって、アルビに置いて巣立っていきたい。(選手の)終わりが近いのも分かっている。だからこそ無駄にはしたくない」。残り3試合も全力を尽くし、来季につなげる。(西巻 賢介)

 ○…降格が決まって残り試合へのモチベーションが難しくなっても、入江徹監督は今季を戦い抜く決意を示した。2日間のオフを挟んで臨んだ練習では「選手の表情や練習の要所要所で気持ちが出ていた」とうなずく。16試合も勝利がない(4分け12敗)中でも応援してくれるサポーターのため「僕らが(気持ちを)どこで表現するかといったらグラウンド。どんな状況でもやらないといけない」と決意をにじませた。

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