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パリSGが168試合目でCL初優勝 ルイスエンリケ監督は「サッカー界を征服し続ける」と連覇に意欲

[ 2025年6月2日 03:00 ]

欧州チャンピオンズリーグ決勝   パリSG5―0インテル・ミラノ ( 2025年5月31日    ドイツ・ミュンヘン )

欧州CL初優勝を飾り喜ぶパリSGイレブン(AP)
Photo By AP

 パリ・サンジェルマン(フランス)が悲願の欧州制覇を達成した。ドイツ・ミュンヘンで行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝でインテル・ミラノ(イタリア)に5―0で圧勝。前身の欧州チャンピオンズ杯を含めて決勝では史上最多の得点差を記録してフランス1部、フランス杯との3冠を成し遂げた。

 堅守が持ち味の相手を序盤から素早い連係で圧倒した。先制アシストと続く2得点で大勝を演出した19歳のFWドゥエは「素晴らしい。魔法のようだ。我々はクラブとフランスのサッカー史を塗り替えている」と笑顔を見せた。

 2季前まで在籍したメッシやネイマールらスーパースターでも届かなかった悲願の欧州制覇。カタール王室保有の投資ファンドによる2011年の買収以降だけで昨季まで10度の国内リーグ優勝を誇ってきたが、欧州CLは20年の準優勝が最高だった。

 今季は6季連続フランス1部で得点王だったFWエムバペ(現Rマドリード)が退団して戦力ダウンが懸念されたが、ルイスエンリケ監督はむしろ歓迎していた様子。開幕前から「もっとうまくやれると思うか?間違いない。ピッチでやりたい放題にできる選手がいるということは、私がコントロールできない状況があることを意味する。今季は例外なく全員をコントロールする」とチーム掌握に自信を漂わせていた。

 選手全員にハードワークを求め、昨年10月1日に敵地で臨んだアーセナルとの欧州CL第2戦ではリーグ戦開幕6試合で4得点3アシストを記録していたFWデンベレを規律違反でベンチから外した。試合には0―2で敗れたが、指揮官はのちに「今季、私が下したベストの判断」と指摘。チーム内外に規律厳守の姿勢を示し、デンベレ自身も公式戦33得点を挙げて守備の労もいとわない新エースに成長した。決勝戦でも2アシストで優勝に貢献し「このチームには多くの競争がある。100%の力を出さなければ交代させられる」と振り返った。

 スーパースター依存から脱却し、一体感を高めたチームで悲願を達成。欧州チャンピオンズ杯を含めて168試合目での初優勝は、2季前に初めて頂点に立ったマンチェスター・シティーの117試合を大きく上回る“最遅”記録になった。時間はかかったが、手応えを感じている指揮官は「我々は野心的。サッカー界を征服し続ける」と早くも連覇を見据えていた。

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