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新潟 ホームでリーグ戦253日ぶり勝利 決勝ゴールの小見は男泣き

[ 2025年5月26日 04:41 ]

明治安田J1リーグ第18節   新潟2―1湘南 ( 2025年5月25日    デンカS )

後半、逆転ゴールを決める新潟・小見
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 明治安田J1リーグ第18節が25日に行われ、アルビレックス新潟は、湘南に2―1で逆転勝ちして今季ホーム初勝利を手にした。ホームでのリーグ戦白星は昨年9月14日の同戦以来、13試合ぶり。0―1の前半31分にFW谷口海斗(29)の今季初ゴールで同点とし、後半26分にMF小見洋太(22)が決勝弾を決めた。順位は19位のままだが、巻き返しへの足掛かりとなる白星。次節は31日、アウェーで名古屋と対戦する。

 リーグ戦では実に253日ぶりに、ビッグスワンに歓喜の輪ができた。この瞬間を待ち望んでいた約1万8000人のサポーターも感情を解放する。決勝ゴールを決めた小見は「ふがいないゲームをずっとホームで続けていたので、申し訳なかった」と試合直後のインタビューでは号泣。「勝ったのはうれしい。幸せな気持ち」と喜びをかみしめた。

 決勝点は新潟らしく、後ろからつないで奪った。1―1で前半を折り返し、迎えた後半26分。右サイドのDF藤原からセンターバックを経由して左サイドのDF堀米へ。縦パスで相手の背後を取ったMF奥村が粘って、中央の谷口につなげる。その谷口からパスを受けた右サイドの小見が「トラップで狙い通りの位置に置けたので、狙ったコースに打てた」と逆サイドのネットを揺らし、J通算出場100試合の節目を自らのゴールで祝った。

 ハイプレスの相手に対する前進の仕方が今季は曖昧だった。1―2で敗れた18日の前節・岡山戦、0―2で敗れた21日のルヴァン杯・東京V戦はともに内容が最悪で「下からつないで前進するところは、もう一回徹底した」とMF新井。23日の練習でもビルドアップして前進する意識を統一し、立ち位置から見直した。想定と違い、湘南がハイプレスにこなかったために成果は発揮できなかったが、最近にはなかった連動性が出てきたのはその効果。MF長谷川は「つなぐこと、前に蹴ることも、うまく使い分けられた」と手応えを口にする。

 ようやく内容も伴った結果を得た。順位は19位のままだが、残留圏内の17位FC東京との勝ち点差は3。シーズンは半分以上残っており、巻き返しは十分に可能だ。「自分たちらしさを表現してこういう結果につながった。信じて、サポーターには付いてきてほしい。後押ししてほしい」と小見。涙が乾いたその目は、もう次戦を見据えている。

 ○…待望の今季ホーム初勝利を手にした瞬間、ベンチ前でスタッフらと抱き合って喜んだ樹森監督は「もう本当にホームで勝てなくて悔しい思いをずっとしていた。申し訳ない気持ちが大きかった」と安堵(あんど)の表情。就任1年目でようやく味わったホームでの白星に「サポーターとの一体感は初めての体験だった。こういったいい雰囲気、幸せな時間を届けられるように今後もやっていきたい」と誓った。

 ○…右膝の故障から復帰し、リーグ戦7試合ぶりに先発したFW谷口が、1ゴール1アシストの活躍を見せた。0―1の前半31分にこぼれ球を押し込み今季初ゴールとなる同点弾。後半26分には、ゴール前で相手DFに引っ張られながらも、決死のボールキープで小見につなぎ逆転弾をアシストした。2得点に絡む活躍だったが、試合後は「これを今日だけじゃなくて、どんどんつなげていくことが大事」と次戦を見据えて表情を引き締めた。

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