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【蹴トピ】C大阪FWレオ・セアラがJ1初のチーム10得点連続「独占」 相次ぐエースへの得点集中

[ 2024年5月22日 06:00 ]

チーム同一選手の連続得点
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 C大阪のFWレオ・セアラ(29)が18日の福岡戦で先制点を決め、今季12得点で得点ランク単独トップに立った。4月以降は無得点だった6日のG大阪戦を除き、9試合で10得点をマーク。チーム内で同一選手が決めた連続得点を10に伸ばす珍しいJ1新記録を残した。

 これまでJ1のチーム得点を同一選手が決めた連続記録は、95年の磐田FWスキラッチと04年浦和FWエメルソンの7が最長だった。今季は磐田FWジャーメインが7で並び、続いたセアラがこれを上回る記録をマーク。1試合で3点以上を固め打ちするケースが多い中で、セアラの複数得点は1度のみの9試合にまたがっている。

 チーム2年目のセアラは、開幕から全15試合に出場。4月3日の柏戦から5月3日の札幌戦までクラブ外国籍初の6試合連続得点を決めた。クラブ記録の98年MF森島寛晃の7にあと1に迫るなど、ゴールを量産。0―1で敗れたG大阪戦以降も3戦連発中と好調を維持し、福岡戦で昨季の自身J1最多12得点に並んだ。次節26日の広島戦で、今季2度目の4戦連発を狙う。

 シュート数は全選手最多タイの39本、うち枠内シュートが最多の23本と半数以上が枠内へ蹴られており、決定率31%はシュート30本以上の選手の中で最も高い。本数の多さはもちろんのこと、精度の高さを見せている。

 福岡戦ではMF田中、MF為田と他の選手が追加点。独占記録は10でストップしたものの、セアラ頼みの状況は脱した。今季の先制試合は6勝3分けと9戦負けなし。エースを中心にチーム全体で先制点を奪い、一時期首位にいた序盤の勢いを取り戻したい。(データ提供・データスタジアム)

 ○…昨季までチームの6得点以上を連続で決めた選手は6人だけだったが、今季は磐田FWジャーメインが7点、福岡FWザヘディが6点と得点の集中が相次いでいる。ジャーメインは3月の川崎F戦で史上17人目(21度目)の1試合4得点を記録。以降もゴールを量産し、リーグ一番乗りで2桁得点に到達した。初のイラン人Jリーガーとなったザヘディもエースとしてチームをけん引。5月3日のG大阪戦で自陣から約65メートルの超ロング弾を決めるなど、チーム最多の6得点を挙げている。

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