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J1初昇格の町田が首位浮上 U23代表藤尾弾で札幌破り3連勝 故郷に錦の黒田監督「価値のある1勝」

[ 2024年3月16日 17:00 ]

明治安田J1リーグ第4節   町田2―1札幌 ( 2024年3月16日    札幌ドーム )

 札幌を破り3連勝し、タッチを交わす昌子(奥左から3人目)ら町田イレブン=札幌ドーム
Photo By 共同

 J1初昇格の町田がアウェーで札幌に2―1で逃げ切り、開幕戦引き分けから3連勝を飾った。前節首位の広島が引き分け、2位で並んでいた柏が敗れたため、3勝1分けの勝ち点10で堂々の首位に立った。

 青森山田の指導者から転身して指揮2年目の黒田剛監督は、自身が生まれ育った札幌で故郷に錦を飾る白星を挙げた。「選手が最後まで体を張って守ってくれて、価値のある1勝だと思う。私はここが生まれ故郷ですから、札幌のファン・サポーターも含めて、こういう機会をいただけたことに感謝したい」と喜びをかみしめた。

 先制点はU―23日本代表コンビから生まれた。0―0で迎えた後半8分、今季初めて中盤右サイドで先発したFW平河悠が味方とのパス交換から高いクロス。逆サイドでの折り返しを、中央のFW藤尾翔太が胸トラップから左足ボレーで自身今季2得点目を流し込んだ。同21分には右CKから新加入のコソボ代表DFドレシェヴィッチがJ1初得点となるヘディング弾。リードを2点に広げた。

 終盤の後半39分に札幌の高卒新人MF原康介にチーム今季初得点を許して点差を縮められると、黒田監督は予定を変更し、ともに故障で今季未出場だった新加入の主将DF昌子源、昨季主将のDF奥山政幸らを投入して4バックから5バックに布陣を変更。効果的に時間を使いながら8分のアディショナルタイムをしのぎ、リードを守り切った。消化が1試合少ないG大阪が勝ち点7で追うものの、約2週間の代表活動による中断期間を首位で迎えることが確定した。

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