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台本欲しかった!?中村俊輔氏引退試合で“1人だけ”空気読めなかった選手とは…稲本&小野氏もあきれ顔

[ 2024年3月10日 19:33 ]

02年日本代表合宿でトルシエ監督(中央)と話す稲本(右)と小野
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 元サッカー日本代表の稲本潤一(44)が9日放送のフジテレビ「ジャンクSPORTS」(土曜後5・00)に出演。昨年末に行われた中村俊輔氏の引退試合で“1人だけ”空気が読めず、最初から最後まで本気でプレーしていたという選手を明かした。

 番組は前週に引き続き「どっちが重要?サッカー攻撃陣vs守備陣!」というテーマでトークを展開。稲本潤一、小野伸二氏、大久保嘉人氏、松井大輔氏が攻撃陣。守備陣には中沢佑二氏、坪井慶介氏、駒野友一氏、今野泰幸と元日本代表選手8人が攻守4人ずつに分かれ“本音”をぶつけ合った。

 話題が昨年末に行われた中村俊輔氏の引退試合(Jドリームズ6-3横浜FCフレンズ)になると、稲本が「(後半の途中で)俊輔さんのチームが1点リードしてたので、一度同点に追いつかせてから最後俊輔さんに点を入れてもらって盛り上がったところで終わろうとコンちゃん(今野)以外はみんな思っていた」と発言。俊輔氏が後半からプレーしたJドリームズが4―3と逆転した状況から一度同点に追いつかれ、最後決勝点を決めてもらうよう“お膳立て”するような試合展開になるはずだったと明かした。

 だが実際には狙い通りにはならず。Jドリームズが得点を重ね6―3で快勝となったが、最後は後半アディショナルタイムに俊輔氏が鮮やかなミドルシュートを決めて自身の引退試合に華を添えた。稲本は横浜FCフレンズが同点に追いつけなかった“要因”として「コンちゃんは俊輔さんのチームで必死にディフェンスしてて…みんなセンタリングを“わざと”上げさせて点を入れさせようとしてたんですけど、コンちゃん一人だけスゴイ形相で必死にスライディングしてた」と持論を展開。ピッチ上で常に全力プレーする今野に対し「イヤイヤ、コンちゃん、もうそれは違うからと。空気を呼んでくれ、“わびさび”の世界だからと」と、周囲もあきれてしまっていた状況を説明した。

 この発言に今野は、恥ずかしそうに「いや、全然気がつかなかったです」と苦笑い。番組MCの浜田雅功から「何のための試合か分かってたんでしょ?」と聞かれると、今野は「俊輔さんを盛り上げるというのは…ですが、サッカーって一生懸命やるスポーツじゃないですか?」と話し、スタジオ大爆笑。続けて「そういう意図があるんだったら台本とか…(欲しい)」とポツリ。

 すかさず、同じ“守備陣”の中沢氏が「(それは)欲しいよね。ディフェンスには準備が必要だもんね」とフォローするも、“攻撃陣”の小野氏は「いや、(台本とかなくても普通は)分かるだろ絶対!空気感とかで。それを感じろ」と“愛のムチ”を入れ、あきれ顔。

 さらに番組内でカードゲームがスゴい弱かった事が紹介された今野は、その理由について「攻撃陣はギラギラしてて、何かオーラ出してくるんですよ。(僕が)上がっていいものなのかなって気を使い出して…」とコメント。続けて「UNO(ウノ)とかやっていても、残り1枚でウノ!って言い忘れたり。色があってても何か俺が上がったら盛り上がらないかなって、上がらなかったりとか…」と“本来は”決して弱くない事をアピールした。これに稲本は「そこの空気は読めるんや」と指摘し、再びスタジオの笑いを誘った。

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