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なでしこ 開催地決まらない異常事態に懸念も黙々調整 海外組は国内組へLINEで連絡「決まった?」 

[ 2024年2月18日 21:21 ]

<なでしこジャパン合宿>ランニングをするなでしこジャパンイレブン(撮影・光山 貴大)
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 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は18日、パリ五輪アジア最終予選の北朝鮮戦(24、28日)に向け、千葉市内で実施している国内合宿で全体練習を行った。欧州での試合を終えたMF長谷川唯(27=マンチェスターC)ら海外組3選手がこの日から合流。第1戦の開催地未定という事態でも冷静に調整を続け、コンディションを上げていく。

 試合日まで1週間を切ったが、いまだに会場が決まらない。それでも、長谷川は練習後の取材で「どこであっても左右されない。難しいと思うけど、そこまで気にしてない。(航空機の手配など)スタッフの方が大変」と余裕の表情を見せた。

 FW千葉玲海菜(24=フランクフルト)と、DF古賀塔子(18=フェイエノールト)も合流。海外組3選手は公開された冒頭15分間で軽めのランニングなど、別メニュー調整で体を動かした。

 この日の朝、ドイツから帰国した千葉は第1戦開催地が決まらない状況の中、選手同士のやり取りを明かした。「“決まった?”って毎日、誰かしらとLINEしてました。向こう(ドイツ)から、みんなに聞いても“いや分からないんだよね”っていうLINEしか返ってこなかったんで、“そうだよね~”って」。チームにも情報が入らず、不透明な状況が続いている。

 海外組の移動も含め、選手たちは難しいコンディション調整を強いられている。千葉は「できることをするだけ。リカバリーして、この日は時差対策で昼間に寝ないなど意識して午後に体を動かした。コンディションに目を向けてやっていきたい」と語った。

 開催地によって気候対策も変わるが「決まってから全力で準備するだけ。合わせるしかない」と冷静に話した長谷川。異常事態の中でも選手たちは黙々と準備を進めている。

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