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新潟・小見 2桁得点狙う「チャンスで慌てなくなった」 キャンプの練習試合3ゴール

[ 2024年2月5日 04:30 ]

プレーに余裕が出てきた小見
Photo By スポニチ

 高知での2次キャンプをスタートさせたJ1新潟は4日、高知市の春野総合運動公園陸上競技場で2部練習を行った。FW小見洋太(21)は、沖縄・比屋根(ひやごん)キャンプの練習試合で3ゴールを挙げるなど絶好調。自身の強みを生かすことに注力し、今季は2桁得点を狙う。

 プロ4年目を迎える小見に、ゴール量産の予感が漂う。1月の沖縄・比屋根キャンプの練習試合では東京V戦で2ゴール、沖縄SV戦で1ゴールを挙げ、現在チーム“得点王”だ。「練習試合で結果も出ているし、自分のやっている方向性に間違いがないということを実感している。凄く充実しているし、これを高知キャンプで確実なものにしたい」と目を輝かせている。

 シーズンオフに自身のこれまでのプレーをじっくりと振り返り「やれることは増えたけど、自分でやろうとしすぎていた。はっきりと自分の長所が分からなくなっていた」とこれまでの3年間を総括。「自分の長所は何かを考えたら、やはりゴール前のところ」と結論づけた。

 そこで今季のテーマに掲げたのが「自分の強みを生かすために一番仕事ができるところで力を使う」。沖縄では自陣の低いエリアでは周りに預け、自分はゴール前で力を出すことに注力したという。全てのエリアに顔を出すのではなく「ビルドアップは他の選手の方がうまい。自分がミスしてリズムを崩すよりも、得意なゴール前でパワーを使えるようになった」。判断に迷いがなくなり、ゴール前での落ち着きが出せるようになったことが結果につながった。

 「チャンスで慌てなくなったし、いまは凄くゴールのにおいがする感覚がよみがえってきた。得点をたくさん決めていた高校時代に戻った感じ」と手応えをつかんでいる。昨季は自身初のJ1で1ゴールしか奪えなかった。だが今季は「10ゴール以上が目標。まずは早めに1点目を決めて、そこから一つずつ積み上げたい」。昨季は開幕スタメンを果たしたが、今季もその座を勝ち取るために、高知キャンプでもしっかりと結果を出していく。
 

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