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サッカー日本代表に中村憲剛氏、内田篤人氏が入閣 森保監督「代表の血の継承」に期待

[ 2023年12月8日 04:40 ]

会見に臨むサッカー日本代表・森保監督(撮影・村上 大輔)
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 日本サッカー協会は7日、来年1月1日に東京・国立競技場で行われるタイ代表との国際親善試合に臨む日本代表メンバー23人を発表した。リーグ戦のない欧州組中心の編成で、初選出は2人。スタッフにはアンダーカテゴリーのロールモデルコーチを務めている元日本代表MF中村憲剛氏(43)と同DF内田篤人氏(35)が“緊急入閣”。来年1月12日開幕のアジア杯(カタール)に向け、森保一監督(55)は「代表の血の継承」を期待した。

 5度目のアジア杯制覇へ、レジェンドの経験が注入される。W杯出場経験を持ち、国際Aマッチ出場60試合以上を誇る中村、内田両氏が、年末合宿からタイ戦までの5日間、ロールモデルコーチとしての入閣が決定。森保監督は「代表の血の継承というところで、彼らが持っている経験を我々コーチ陣と一緒に選手たちに伝えてもらいたい」と大きな期待を寄せた。

 2人は現役引退後に日本協会が20年に新設したロールモデルコーチに就任。A代表は今回初となるが、U―17~20世代を中心に指導を続けている。ともに今年S級ライセンスを受講。残すは海外研修のみと、さらに“パワーアップ”しており、指揮官も「我々コーチも選手へのアプローチへの幅、戦術の幅を広げることについていいコミュニケーションが取れる」と多大な効果を口にした。

 A代表にはサイドバック専門コーチがおらず、右サイドバックとして活躍した内田氏には菅原や毎熊らへ、屈指の司令塔として君臨した中村氏には今回初招集された伊藤涼らへの指導などが期待される。年末年始にリーグ戦がある三笘、遠藤航、久保、鎌田らは今回不在で、アジア杯のメンバー23人はタイ戦直後に発表される予定。レジェンド2人が熱血指導で熾烈(しれつ)なサバイバル競争にさらなる火を付ける。

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