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神戸・大迫が33歳最年長MVP&得点王 連覇へ決意新た「これからも神戸を、得点を取ることで助けたい」

[ 2023年12月6日 05:00 ]

Jリーグアウォーズ

最優秀選手賞を受賞した神戸・大迫(手前)=撮影・西海健太郎
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 今季の各賞を表彰するJリーグアウォーズが5日、横浜市内で開催され、初優勝の原動力となった神戸のFW大迫勇也が最優秀選手賞(MVP)を初受賞した。得点王とのダブル受賞はFWレアンドロ・ダミアン(川崎F)以来2年ぶり10人目で、33歳での受賞は最年長の快挙。神戸からは大迫ら4人がベストイレブンに選出された。

 文句の付けようがないMVP受賞だ。全34試合出場で22得点7アシスト。神戸の悲願初優勝は、大迫なくしてあり得なかった。

 「神戸の初優勝という素晴らしい歴史に関わることができて幸せでした。簡単な試合は一つもなかった。努力を続けて、練習を続けて、最後まで刺激のある毎日を過ごせた」

 同じくベストイレブンに選出されたFW武藤との連係は相手に脅威となり、中盤や守備ラインで安定感をもたらしたMF山口、DF酒井の存在感も大きかった。経験のあるベテランが引っ張り、その先頭には“半端ない”エースがいた。壇上では妻でモデルの三輪麻未と娘2人が花束を贈呈するサプライズ演出。「僕1人じゃ獲れなかった」と初のJ1得点王を含めて周囲のサポートに感謝した。得点王、ベストイレブンと合わせ賞金総額400万円は「ご飯だけでも…」とチームメートに“還元”することを約束した。

 昨年は慢性的な脚の負傷で不完全燃焼に終わった。22年W杯カタール大会の日本代表メンバーからも落選。長いオフ期間は個人トレーナーが付きっきりで「走り込んで出力を出せる体づくりを目指した」。シーズン中も週に1、2回はトレーナーとメンテナンスを施した。

 「これからも神戸を、得点を取ることで助けたい」。リーグ優勝は鹿島1年目の09年以来2度目。MVPと得点王のダブル受賞は2年ぶり10回目で、33歳は最年長記録となった。だが勝利への渇望は消えていない。「まだフィジカルは鍛え上げられる。今冬はそこに挑戦しようと思っている。楽しみにしていてください」とニヤリ。来年はJ1連覇、そして日本代表返り咲きを狙う。

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