神戸まさかのドロー…山口欠場響いた　2位・横浜が勝ち点2差に迫る

明治安田生命J1リーグ第31節   神戸1―1湘南 （ 2023年10月28日    レモンガススタジアム平塚 ）

＜湘南・神戸＞後半、PKを決める大迫（手前）（撮影・小海途　良幹）
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　首位・神戸は17位・湘南と1―1の引き分けに終わった。勝てばリーグ初優勝に王手を掛けていたが、FW大迫勇也（33）のPK1点のみ。今季初のリーグ4連勝はならず、2位・横浜との勝ち点差は「2」に縮まった。

　緊急事態の連続だった。今季全試合フル出場だったMF山口蛍がベンチ外。さらに後半16分には相手との接触で痛めたMF佐々木大樹が自ら交代を申し出るアクシデントに見舞われた。その際にDFトゥーレルを投入し、DF酒井高徳がハンブルガーSV時代の17年12月以来となる守備的MFのポジションを務めることになった。湘南GK富居が終了間際に腰痛で交代。すでに交代5人枠を使い切っていたためDF大岩一貴がGKを務めたが、神戸が逆転弾を奪うまでの時間はなかった。

　試合内容も前半45分間はラインブレークしてくる相手を捕まえきれず、開始11分で失点。球際やセカンドボール奪取の部分で山口不在の大きさを感じさせた。後半こそ圧力を強めて押し込む展開が続いたが、もったいない戦いだった。

　残り3試合。次戦は11月12日・浦和戦（埼玉ス）を控えている。