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川淵三郎氏 Jリーグ秋春制移行に賛成 国内選手の途中海外移籍「ファンとして納得いかない」

[ 2023年10月3日 19:03 ]

グラウンドを視察に訪れボールを蹴る川淵三郎氏
Photo By スポニチ

 日本サッカー協会(JFA)元会長、現相談役の川淵三郎氏(86=日本トップリーグ連携機構会長)が3日、神戸市西区の環境配慮型グラウンド「バサラヴィレッジグリーン」を視察。Jリーグの秋春制移行に賛成の立場を明かした。

 秋春制は最速で26―27シーズンからの実現が見込まれている。川淵氏はチェアマン時代とは異なり、欧州などの主要リーグが開幕する直前の夏場に選手の移籍が相次いでいることに「(シーズンの)半分で取られるのはファンとして納得いかない。ファンのためを思うと絶対に変えた方がいい」と断言。降雪地帯のクラブが不利を受けないようにするためにも「施設をつくるにあたってバックアップなど、一緒に相談していければこの問題は解決できると思う」と力説した。

 また、首位を走る神戸については「神戸だから、ということではなく、優勝したことのないチームに優勝してほしいというのが僕の基本的な考え。こんなことを言うと(2位の)横浜のファンに怒られるけど(笑)」と初優勝へエールを送った。

 2003年12月、民事再生法適用申請に追い込まれた経営難の時代もよく知るだけに、その危機的状況は「フリューゲルス、マリノスの合併問題どころじゃなかった」と回顧。「神戸のクラブの維持というのは、矢田さん(立郎=前神戸市長)がどれだけ苦労されたか。神戸市がヴィッセル神戸に対していろいろ努力していただいた過程を知っているだけに、どうしても優勝してほしい。それは本心」と熱弁を振るった。

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